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今日教育現場では数多くの問題が生じています。たとえば、小中学校では不登校の子どもが2006年度には前年度を3.7%上回る約12万7千人となりました(「2007年度学校基本調査」参照)。また警察庁のまとめで、2006年における「学生・生徒」の自殺が886人と、統計を取り始めた1978年以降最多となったことが報告されています。さらに、授業妨害や授業放棄、校則違反、校内暴力、器物破損、学級崩壊、喫煙、飲酒、万引き、深夜徘徊、不純異性交遊等々の問題も日々生じています。
「このままではいけない」と懸命に生徒指導しても変化がみられず、心身共に疲弊し、バーンアウトして退職したり、精神疾患で休職する教育者が後を絶たない事実もあります。 |
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そのような状況に対して、本年日本政府の「教育再生会議」より第1次、第2次報告がなされ、「社会総がかりで教育再生を〜公教育再生への第一歩」として「ゆとり教育を見直し、授業時間数を10%増」「いじめている子どもに出席停止制度を活用し、立ち直りを支援」「公立学校の優れた教員を給与、昇進などで優遇」「教員免許更新制を導入」「学校を外部評価する第三者機関『教育水準保障機関』を新設」「教育委員会の在り方を見直し、人口5万人以下の小規模市町村で統廃合」といった内容が盛り込まれました。そのように今日精力的に教育問題解決に向けた取り組みがなされています。 |
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それらによって果たして問題は本当に解決されるのでしょうか。高橋佳子先生が提唱される「TL人間学」によりますと、目に見える数々の教育問題のうしろには、表と裏のようにビッタリと目に見えない問題、人間の心の中にある闇の問題――悲しみや恨み、嫉妬や欲望、怠惰といった様々な人間の内にある闇の問題――が切り離すことできぬものとしてくっついていると言われています。ですから、私たちが本当の問題解決をしようとするならば、目に見える問題だけを解決するのではなく、目に見えない問題も大切に考えながら、この2つの問題をともに解決しなければならないことになります。
「教育再生会議」の解決策は、制度や組織、指導法といったいわば仕組みづくりに焦点したものであり、問題の半分の側面を見ているに過ぎず、それによって本当に問題が解決されていくか疑問が残ります。 |
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私たちTL教育研究会では、1996年以来11年にわたって、高橋佳子先生が提唱される「TL人間学」をもとに、2つの問題にアプローチしてまいりました。そして、「私たち教育者が直面している現実の問題は、私たち自身の目に見えない心の反映である」と捉え、高橋先生が子どもたちになされる授業を何よりものモデルとしながら、「子どもたちの魂の可能性が開花される教育」を目指し、私たち一人ひとりの心を転換することなどによって問題を解決する挑戦を続けてまいりました。 |
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それによって、これまでTL教育研究会メンバーによる数多くの具体的な実践がなされてきています。その一部は本ホームページにある通りです。またトータルライフ総合事務局『創世潮流』NO.1〜4にも掲載されています。ぜひご覧いただければと思っています。
これまでの11年に及ぶ「TL人間学」に基づく教育実践の挑戦を通して、「TL人間学」は私たち一人ひとりの内的深化と現実の問題解決を同時に達成する道であり、私たちが抱えている教育現場の問題を本当に解決する道を開くものであることを実感し、大いなる希望を抱いています。そして、これよりさらにお一人でも多くの教育者の皆様とご一緒に歩んでゆきたいと心より願っています。 |
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